それはテーブルの上にあった。

ポポ(以下ポ)「……なになに?温泉旅行券?……ナナー、これどうしたの?」

ナナ(以下ナ)「さあ……?私が朝ここに来た時にはもう置いてあったけど?」

 

と、言う訳で。

 

ポ「〜〜〜はぁ〜いい湯だね〜〜ナナ〜〜〜〜」

ナ「……」

ポ「……どしたのナナ?」

ナ「……てゆーか……」

ポ「……?」

ナ「どーして混浴なのよ!ACのバカ!」

 

ポ「……ナナ?独り言はやめたほうg「うるさい!!」

ポ「とっとにかく今は温泉を満喫しようよ、せっかくのんびりしてるんだし、大乱闘から抜け出してるんだからさ。」

ナ「のんびり、か……そうだね、うん……。……ふう……確かにいい湯かも……」

ポ「そうそう、のんびりのんびり。」

 

 

 

 

そのころ、普段なら乱闘が繰り広げられているはずの[終点]に特設ステージが建てられていた。
ステージ上には大きなアーチが架けられ、そこには大きな文字で

「ポポ×ナナ」

なんて書かれていた。

その会場には、ネス、カービィ、フォックス、ファルコ、ミュウツーだけが居た。

ネス(以下ネ)「何で主役が来ないのかなぁ……?」

カービィ(以下カ)「……さーねぇ……どーしてだろー?」

ファルコ(以下トリ)「つーか貴様ら、あいつらに連絡したのか?今日が普通の乱闘じゃねぇって」

黙るネ&カ。

フォックス(以下フォ)「そんな事もあろうかと、ちゃんと僕が居場所をつき止めておきましt「「何い?!」」

現れたのはファルコンとガノンドロフだった。

ファルコン(以下ファ)「ナナたんは俺のものだぁぁああ!!」
ガノンドロフ(以下ガ)「ポポなどに取られて成るものかぁぁああ!!」

トリ「ハイハイ、ロリコン供は黙ってろゴルァ

ガ(無視)「逝くぞ同志!ナナたんを取り返すぞ!」

ファ「あたぼうよ!うおおおおお!!!」

そう言い残し、二人は何処かへと行った。

フォ「元気が良いですねぇ」

ミュウツー(以下ミュ)「誰もアーチにはツッコまないのだろうか……」
ちなみに「ポポvsナナ」という意味らしい。(分かるだろ

 

 

 

 

同じ頃、ステージの裏には……

マリオ(以下マ)「バッチリか?」

ルイージ(以下ル)「勿論さ。思惑通り旅行に行ったよ、二人とも。」

マ「ふははは……温泉が楽しみだ……!!」

ル「苦死死死死……」

     変態ブラザーズがいた。

「うるせえぇっ!」

ル「兄さん落ち着いて」

マ「ぅう゛ん(咳払い)これでナナたんは……♪(鼻血たらり)」

ル「うへへへへ……(鼻血たらり)」

AC「ぐふふふ……(鼻血たらり)」

異常に炉利が多いな。

 

 

 

 

 

さて……そんな事など知る由も無いポポとナナは……

ポ「……はぁ……はぁ……ねぇ……そろそろ…………終わっても……い……い……?……ナナ……」

ナ「ゃん……もっと……もっと…………お願いだから……」

ポ「……まだ……やるの……?

 

 

 

 

 ……僕…………もう…………

 

 

 

 

 

 熱くて……死にそう…………」

ナ「そ……そんなぁ……(涙はらり)」

ポ「っわ     わかったわかった、じゃあもう一回やるからさ、
 もう一回100秒数えよっか……」

ナ「うん♪」ナナは嬉しそうに頷いた。
どうやら、温泉の熱さでナナはのぼせて性格が壊れたようだ。

ポ「もう3時間くらいやってるんだけど……(ボソ」

ナ「いーち、にーい、さーん、しーい……」

ポ「ねぇナナ……?あのさ……どうしてそんなにくっついてくるの……?(赤)」

ナ「も・ち・ろ・ん・♪ ポポが好きだから♪」

AC「くっそうポポの奴め(泣」

そこへ遂に音速のロリコン貴公子たちがやって来た。

ファ・ガ「「ナァぁナたぁああぁぁぁああん!!!!!」」

雰囲気としては、2chの八頭身の「>>1さぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!」とか
ONE-○IECEのサ○ジの「ナぁミすわあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん♪」なんかが丁度いいかと。

ポ「うわあぁいきなり何!?」

次の瞬間。
温泉が大爆発し、その爆風でポポは飛ばされてしまった。

ポ「ぅゎぁぁぁぁぁぁ!!」
ポポはお星様になりましたとさ。

モクモクとたちこめる煙の中から、変態ブラザーズが現れた。

ル「邪魔者は消えたね、兄さん」
マ「そうだな」
ファ「フフフ……会いたかったよナナたん」
ガ「もう……逃げられないよ……」

いわゆる四面楚歌って奴だ。

言っておくが、先程偶然にもコンドルがナナの服を落としてきたため
ナナは服を着てますよ。ポポも。

              |||
.ナ「…………」     |||
              |||
              ずどん

ポポ再来。

しかし、帰って来たポポはなにかこれまでのポポとは違っていた。

我慢の限界を超えたポポは金髪の戦士 になっていた。

ファ「別に髪の毛脱色しただけだろ」

ポ「ちっが―――う!!!

ガ「何が違うってんだ」

ポ「染めたんだ―――――――」

ファ「どっちでもいいだろ」

ガ「だよな…………ぁあ?」

 

 

その時。

ポポがものすごい勢いで火炎放射してきた。

そしてまたしても爆発。

ファ「NOOOOOOoooo……」

ガ「んぎゃああぁぁぁ……」

今度は二人がお星様になりました。

 

マ「……えーと……」

ル「ボクの事……忘れないで下さい……

「るせええぇぇ!!」ボグシッ

見事なまでのホッケーショットを喰らった。

おー、よく飛ぶよく飛ぶ。

マ「ぅわぁあぁあぁあぁ……」

ル「うぐううぅぅぅぅ……「まだ言うかゴルァ!!

ルイージだけレイガンで撃ち落とされた。

 

ポポが怒った理由については企業秘密なので、「知りたい」なんて思わないでね。

ナ「……ポポ?ねぇねぇさっきの続きぃ」

 

 

 

 

 

 

ナ「…………ポポ……?」

 

 

 

 

 

ポ「……ァゥァゥァゥァ」

ナ「……どしたのポポ!?」

ポ「……火ぃ…………噴いたし……」

ポ「…………………………」ばたっ

ナ「……ポポ?ポポぉ!!」ポポの体を揺さぶるナナ。

ポ「……た……ただでさえ……熱かったのに……」

ナ「……のに?」

ポ(ガバッ)「温泉で防寒着は暑いんジャ―――――!!

ナナは突き飛ばされた。

ポ「んがあ!んがあ〜〜〜〜〜〜〜!!!

「黙ってろ――っ!!」

ナナの右フックがポポに炸裂した。

ポ「やるかゴルァ?」

ナ「受けて立とうじゃないの」

ポ「ガアッ」(火炎放射)《《〆`Д<炎炎炎

ナ「なにをっ」(爆弾投げ)●~~⊂《-V*》》

ガガッガガガガ…………

 

 

 

 

 

     ステージ上…… トリ「何かちょっとナナが可哀相な気もするけどな」

カ「でもミュウツーってそんなことできたんだー。」

ミュ「何、マインドコントロールなど他愛も無い」

ネ「……僕も頑張れば出来ると思うけど」

フォ(無視)「ところでさっき居た二人はどうしたのでしょう?」


どこか……

ファ・ガ「「へ――っくしょい」」


カ「とりあえずさ、場所はちがうけどちゃんと乱闘始めてるんだし、いーじゃん☆」

ネ「確かにそうだね。……ところでさ、今回の事企画したのってどうしてだっけ?」

ミュ「確か、誰かが『ポポとナナがいっつもベタベタしてるのがムカツク』とか言い出したのが最初じゃなかったか?」

トリ「『誰か』って誰だよ」


どこか……

マリオブラザーズ「「はっくしょん!!」」

AC「へーちょ」

 

 

 

 

 

 

 

数分後……(ポポナナ

ナ「……はぁ……はぁ……」

ポ(意思回復)「ハァ……なかなかやるねナナ……」かちっ

ナ「……ポポこそ……」

ポ「……ハァハァ」

ナ「……まぁ、それじゃあもうこんな時間だし、そろそろ帰ろっか」

ポ「……ハァハァ」

ナ「……ポポ?大丈夫?」

ポ「……ナナ……ハァハァ」

ナ「……(汗)」

ナ「ナァ―ナァァア♪」

ナ「きぁ―――っ!!」

逃げ出した。

ポ「マァってヨぉナナ―――ァ♪」

ナ「うぁぁん!ポポ―!早く元に戻って――!!」

ポ「ナァアナァアァア♪」

   糸冬了……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   何処ぞの変態ブラザーズ……

ル「時に兄さん」

マ「何だい弟」

ル「あの機械ってどうした?」

マ「ああ、『欲求爆発マシーン』だな?誰も掛かってなければ、まだ温泉の中に仕掛けてあるが?」

ル「……ふーん……」

 

 

今度こそ糸冬了。。。